ホルヘ・マスヴィダル:キンボ・スライスの弟子と素手の殴り合い。その後のディナーの思い出を語る

Jorge Masvidal recalls 'fancy-ass' dinner with 'good dude' Kimbo Slice after bareknuckled fight against his protege

By: Fernanda Prates | June 27, 2016

42歳のケビン「キンボ・スライス」ファーガソンが、今月上旬に予期せぬ死を迎え、MMAコミュニティー全体がショックを受け悲しんでいる。

このニュースに衝撃を受けたファイターの一人は、UFCウェルター級のホルヘ・マスヴィダルだった。彼のスライスとの関係は、共にアメリカン・トップチームでトレーニングしているという以上のものだ。ストリート・ファイトでスターダムにのし上がったスライスと同様に、マスヴィダルもマイアミでの素手の殴り合いを経験している。

戦った対戦相手は「山ほど」いたが、マスヴィダルの戦いが映像に収められている対戦相手は一人だけだ。その相手は、スライスの当時の弟子で、「レイ」という名前以外の情報はない。マスヴィダルは2度戦い、いずれも勝っている。マスヴィダルは、MMAjunkie Radioのインタビューで、驚くほど高級なレストランに行ったエピソードをはじめ、礼儀正しいスライスと初めて会った思い出を語った。

マスヴィダルは当時を思い出す。「初めてレイと戦ったとき、このビデオでも観れるんだけど、スライスは非公式のレフリーだったんだ。彼は戦いの前後にレイと俺に水をくれたんだ。後でビデオを見るまで、レイがキンボの弟子だなんて知らなかったよ。キンボは戦いの前はすごくクールで、試合の後は、『ワオ、あいつを倒すなんて信じられないぜ。あいつはお前よりずっと大きいし、あいつが凶暴なのは知ってるからな。』って、そんな感じだったんだ。」

「彼は興奮してたよ。それでディナーに連れてってくれたんだけど、その時俺は一文無しだったんだ。彼が連れてってくれたのは、すごく高級そうな店で、『こいつスゲーな』って思ったし、すごくクールだった。ビルから逃げ出すとか、ギャングみたいなことをしなければいけないのかと思ったけど、彼が全部支払いをしたんだ。『こりゃスゲー』って思ったね。」

スライスに実際に会ったことのある多くの人間と同じように、マスヴィダルもまたスライスのことを良い人間で、思慮深く、「悪い奴」のイメージには全く合っていなかったことを思い出す。スライスの実際よりも大きい見た目のために、ファンは何の疑いもなくそいったイメージを受け入れていたのかもしれない。

マスヴィダル:「彼はすでにYouTubeとかで何百万回も見られていたけど、俺は何者でもなくて、試合がしたくてジムでトレーニングをしているどこにでもいる男だったんだ。それでも初めて会った日から、彼は俺に対してクールだった。俺のところにきて、色々と質問をしてきた。俺の方が知識があったってわけでもないんだ。彼の方が知識があった。彼はすでにものすごく有名だった。」

「彼はいつも謙虚な人間だった。彼と会うと誰でもおしゃべりを初めて、彼もそれに応じて15分とか20分とか話をしているんだ。紳士のふるまいだね。特に彼が戦いを始めたころは、今のようにソーシャルメディアはなかった。良いことをしている場面を写真にとって投稿することもなかった。彼は純粋に紳士で良い奴だったよ。」

マスヴィダルがストリート・ファイトの日々を振り返るとき、恥に思うことも、自慢に思うこともないようだ。

「あれを見て、俺のことを不良って思う人もいるかもしれない。『こいつは違法の試合をしてる』とかそんな風に。自分にとっては人生の一部なんだ。戦いの中で育って、戦うのがそんなに悪いことだとは思っていなかった。戦ってるビデオを見るとわかるけど、戦いの後、レイとの間に悪い感情はないんだ。愛とか尊敬だけだ。二人ともそういう状況になって、やるべきことをやったんだ。」

「この国のいたる場所でそういうことが行われているって思ってたよ。例えば、口論したりとか、それで争ったりとか。いくらかお金を儲けようとして戦いをしたり、それを賭け事の対象にしたり。でも、いろいろな場所に行ってみたけど、マイアミほどこういうのが多い場所はないと思うよ。」

マスヴィダルの戦いは、より華やかな場所に移ったと言える。ベラトールやストライクフォースを含む様々な団体に参戦した後、2013年にUFCデビューを飾り、その後10試合している。そのうち6試合で勝利を収めているが、現在2連敗という状況に陥っている。

クラウディオ・シウバの負傷欠場にともない、マスヴィダルは7月30日にアトランタのフィリップス・アリーナで開催されるUFC 201でシアー・バハドゥルザダ(MMA通算22勝6敗1分け、UFC2勝2敗)と対戦する。スプリット・デシジョンで2連敗しているマスヴィダル(MMA通算29勝11敗、UFC6勝4敗)は、今回の試合はジャッジの手には委ねないつもりだと語った。どのような内容になっても、マスヴィダルは勝利で敗戦の苦い思いを相殺できるとは期待していない。

マスヴィダル:「同じ相手とケージで対峙して叩き潰さないと、負けを消し去ることはできないよ。これまでの敗戦は全て心のなかに残っている。自分が勝ってたって分かっていても、負けたことにムカついているよ。負けた相手誰とでも再戦をしたい。キャリアを通して再戦をしたことはないんだ。」

最近、5月のUFC Fight Night 88でロレンツ・ラーキンに敗れたマスヴィダルにとって、UFC 201は早い試合だ。ライト級で試合をしていたマスヴィダルは、ショートノーティスの試合を受けることができるのは、ウェルター級に戻ったからこそ可能になった利点だと考える。

ウェルター級で4度目の試合を控えるマスヴィダルは語った。「170ポンドならできるって分かっている。現実的に、1年に5-6試合できる。155ポンドだと本当にかなりしんどい。一年前とか、もう少し早く170ポンドに移っていればよかったと思うよ。すごく調子がいいんだ。」

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